これは経営戦略についてのページです。
難しい専門用語は使いません。
あまり理論的な話でないかもしれません。
これからお伝えしたいのは、
あなたが、誰とどんな会社を作って行きたいのか?
ということです。
最新の戦略理論、誰でも儲かるフレームワーク、ブランディングのノウハウを私たちは勉強して来ました。
でも、経営戦略で最も大切なことは、今も昔も「人」です。
人が思うように注文をくれないから経営が苦しくなり、
人が思うように仕事をしてくれないから頭を悩ませます。
でも、人が成果を上げてくれるから喜び、
思いかげず、手を差し伸べてくれる人がいたから会社が持ち直します。
思い通りに経営ができている時は、人が活躍してくれて、
苦しい時は、人に活躍の場を提供できていない。
あなたは経営戦略という方法論をリサーチしながら、
理論的でない経営戦略をお伝えしているページにたどり着きました。
これこそ、偶然に見える必然です。
ここまであなたが読み続けてくれているということは、
あなたは経営戦略とは
理論だけでなく、
人に対する理解が必要だと感じているからでしょう。
私は東京の青山にいますが、あなたが別のどこかにいるでしょう。
2018年の7月13日に私はカフェでこの文章を書いていますが、あなたは別の日に別の場所でこれを読んでいるでしょう。
私はMacでこの文章を書いていますが、あなたはスマートフォンで読んでいるかもしれないし、タブレットやパソコンかもしれません。もちろん、Macかもしれませんね。
私とあなたがこうして出会うことができているのは、テクノロジーの進化です。
テクノロジーの進化は、あなたに多くの情報をもたらしました。
知りたいことは検索すれば、すぐに知ることができます。
経営問題の解決方法は瞬時に入手できます。
しかし、それで問題が解決できるとは限りません。
そこに「人」が介在しているからです。
私は経営コンサルタントという仕事をしています。
戦略論や問題解決のフレームワークをたくさん知っています。
あなたが抱えている問題の解決方法は、いくつも提案できると思います。
しかし、それであなたの経営問題が解決できるかどうかはわかりません。
そこに「人」が介在しているからです。
難しい経営論を知らなくても、いい会社を作っている経営者はいます。
彼らに共通しているのは、人への理解の深さです。
ある経営者が言いました。
『人間の究極の幸せは、愛されること、褒められること、役に立つこと、人に必要とされることの4つです。愛されること以外は、働いてこそ得られます』
愛されていると感じる職場があれば、きっとそこで仕事をする人は幸せではないでしようか?
経営戦略とは、あなたの目の前で仕事をしている人にどんどん活躍してもらう場を提供することだと思います。
その経営者の会社は、社会から愛されています。
あなたはまだこのページを読んでいます。
難しい理論を知らなくても、会社を経営することはできます。
どうすれば、営業マンに活躍の場を提供できるのか?
どうすれば、製造部門に活気が溢れるのか?
どうすれば、事務所は笑顔で溢れるのか?
今が苦しい時なら、
なぜ、できないのか?
と考えるのは無意味です。
あなたの頭には「できていない理由」が山のように浮かびます。
もし、あなたが経営者なら、社員さんのことを理解してください。
経営理論やフレームワークや最新の情報ではなく、人への理解に時間を使ってください。
あなたは、誰とどんな会社を作って行きたいですか?
人がいなければ、
事務所や工場はただの空間です。
機械も動きません。
経営戦略とは、あなたの目の前で仕事をしている人にどんどん活躍してもらう場を提供することです。
ひとつだけ方法を考えて、社員さんに活躍の場を提供してみてください。
毎日、彼らの活躍の場を提供してください。
何かをやりたいと思った時は、「それをすることによって、社員さんに活躍の場を提供できるか?社員さんの活躍はお客さんに届くだろうか?」と自分に聞いてみてください。
もし、答えが「いいえ」であれば、理論的に正しくても
それをする必要はありません。
経営戦略とは、人が活躍する場を提供することです。
方法論が先にあるのではありません。
「会社を助けた」と宣伝する経営コンサルタントがいますが、ほとんどの場合は嘘だと思います。会社が元気になるのは、あなたの力であり、社員さんのがんばりです。
私の仕事は経営コンサルタントです。
しかし、あなたに戦略論を語りません。
それはあなたの中にあるからです。
私は自己紹介もしていませんが、
あなたが感じることがあったなら、
それはあなたの中にあるものです。
外部の情報を集めるのはやめましょう。
大切なことはあなたと会社の中にあります。
もし、あなたが自分の中にある答えが見出せない時にだけ、
私は、あなたのお手伝いをすることができます。
経営の主役は、あなたであり、社員さんです。
経営戦略とは、あなたと社員さんが主役になるストーリーです。
経営は人への理解から始めましょう。
それでは。
追伸:
このブログの他の記事で、私は経営論についてたくさん語っています。でも、それがあなたの中にある答えを出すために役立つかどうかはわかりません。
私は方法論を追求してきました。それが、意味をなすのか、無意味になるのかは人への理解の深さによります。今更ながら、そんなことを理解した次第です。
でも、この話を聞いて、あなたが何かをやってみようと思っていただいたなら、私もほんの少しお役に立てたのかもしれません。それなら、とてもうれしいです。