【倒産社長の末路】会社を潰す社長と伸ばす2代目社長の33の違い

 

 

倒産する社長と会社を成長させる社長には違いがあります。私は、営業マン時代と経営コンサルタントとして独立してからを合わせると約300人の社長を見てきました。その中で、社長は3つに分かれることに気づいたのです。

 

・倒産する社長

・何とか会社を維持している社長

・会社を成長させる社長

 

なんとか会社を維持している社長も、倒産予備軍だと言えます。

 

あなたがどの社長なのかはわかりません。しかし、これからお話しする33の違いは、法則めいたものがあると確信しています。

 

私が経験からまとめた33の違いをご紹介しますので、経営の参考にしていただきたいと思います。

 

 

 

リーダーシップ

社長にはリーダーシップが必要です。しかし、多くのリーダー論は「強いリーダー」についてしか伝えていません。リーダーシップには色んな形があるのです。

 

1:心構えについて

 

倒産する社長は親の後を引き継いだと思っている

成長させる社長は、自分がなりたくて社長になったと思っている

 

社長にはリーダーシップが必要です。リーダーのタイプはそれぞれで、常に正解のリーダーシップはありません。ただし、リーダーとして、経営者として、社員を引っ張っていくためには大切なことがあります。それは、自分の意思で社長になったととい意識です。

 

 

2:業績が悪化した時

 

倒産する社長は、景気や社員の責任にする

成長させる社長は、自分の責任としてV字回復を目指す

 

問題を人に責任にした段階で、その問題は自分から離れるので、解決のしようがありません。「たら」「れば」を封印し、どんな時でも自分の力を信じる社長が会社を成長させるのです。

 

 

3:健康管理について

 

倒産する社長は、忙しさを理由に運動不足

成長させる社長は、いつも体を鍛えているので若々しい

 

社長には体力が必要です。体はもちろん、精神的にもタフでないといけません。健康は毎日の積み重ねが大切です。

 

 

4:食事について

 

倒産する社長は、接待の連続で暴飲暴食をしている

成長させる社長は、腹八分目を心がけている

 

健康であることの原点は食事です。しかし、夜のお付き合いが多い社長は、食生活が乱れがちです。だからこそ、意識して暴飲暴食が控えましょう。

 

 

5:出社時間について

 

倒産する社長は重役出勤をする

成長させる社長は朝早く会社に来ている

 

社長は何時に会社に来るのかわからない会社は、社員も就業時間ギリギリに来るようになります。会社の風土が乱れて行きます。

 

 

 

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人についての考え方

会社を経営するためには、人の使い方が大切です。会社を成長させている社長は、どのように人を使っているのでしょうか?

 

 

6:採用について

 

倒産する社長は、お金をかけずに採用したがる

成長させる社長は、優秀な人材はヘッドハンティングでしか採用できないと知っている

 

いい人材には採用のルートから投資が必要なのです。

 

 

7:営業について

 

倒産する社長は、セールストークで売れると思っている

成長させる社長は、セールスは相手の気持ちを理解することだと知っている

 

話術に長けた営業マンが売れるわけではありません。営業とはお客さんの気落ちを理解することが仕事です。

 

 

8:権限委譲について

 

倒産する社長は、社員に権限を与えず、曖昧な指示で仕事を丸投げする

成長させる社長は、仕組みを作って権限を委譲する

 

責任だけを持たされる社員は悲劇です。しかし、自ら仕組みを作ることができる社員も多くはありません。成長させる社長は、仕組みを作り、運用を社員に任せています。

 

 

9:マネジメントについて

 

倒産する社長は怒って社員を動かす

成長させる社長は、9割褒めて1割の畏怖で社員を動かす

 

怒ると社員は恐怖で動きます。しかし、怒らなくなる動かなくなります。一方で、褒めるだけでも社員が動きません。社長はほんの少し畏敬の念を持たれることが大切です。

 

 

10:仕事の能力について

 

倒産する社長は仕事の上でも、社員より自分の方が上だとアピールする

成長させる社長は、自分ができることでも社員に任せる

 

自分の有能さをアピールするよりも、有能な部下を育成する方が大切です。

 

 

11:クレームについて

 

倒産する社長は、クレームがあると社員を叱る

成長させる社長はすぐに対策を立てる

 

クレームの原因を人に向けるのではなく、コトに向けることで対策を立てることができます。

 

 

12:人脈について

 

倒産する社長は、組合や同業者と仲良くする

成長させる社長は、業界を超えた人脈を持つ

 

業界内での会話の多くは、景気についての話になります。ここでは新しい発想が生まれません。斬新な発想をする社長は、組合の集まりに行きません。

 

 

13:愛人について

 

倒産する社長は入れ上げる

成長させる社長は、理解のある人を選ぶ

 

家族を大切にすることが前提です。しかし、愛人ができることもあるでしょう。見た目も大切ですが、仕事に支障をきたさない人を選んでください。

 

 

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モノ(設備)について

会社を経営するためには、モノ(設備)の使い方が大切です。会社を成長させている社長は、どのように人を使っているのでしょうか?

 

 

14:事業について

 

倒産する社長は、儲かる話に飛びつく

成長させる社長は、本業に集中する

 

儲かる話が持ち込まれた時、持ち込んだ人がどこまでリスクをとっているかどうかで、話の信憑性はわかります。成長する社長は、人から持ち込まれた儲け話に興味を示しません。

 

 

15:ビジネスモデルについて

 

倒産する社長は、人と違うことをやりたがる

成長させる社長は、お客さんがやってほしいことをビジネスにする

 

新しいことをすることが良いわけではありません。実際、ニュービジネスのほとんどは失敗しています。ビジネスで大切なことは、お客さんがいるかどうかです。

 

 

16:設備について

 

倒産する社長は、古い設備を使い続ける

成長させる社長は2台の古い設備は捨てて、1台の新しい設備を入れる

 

古い設備を使うことでコストを削減できていると思う社長は機械の台数を自社の規模だと思います。成長させる社長は、台数を減らして生産性を上げる方法を考えます。

 

 

17:設備投資について

 

倒産する社長は、儲かるかどうかで設備を入れる

成長する社長は、社員が仕事をしやすくなる設備を入れる

 

倒産する社長は、生産性が上がると聞くと設備を導入しますが、成長する社長は、社員に意見を聞いてから導入を検討します。

 

 

18:自社の強みについて

 

倒産する社長は、自社の強みを小回りだと言う

成長させる社長は、自社の強みが具体的に言える

 

倒産する社長は、自社の強みが小回りだと考えているので、融通を聞きすぎて価格も下げてしまいます。成長させる社長は品質を高めて、利益率を改善します。

 

 

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お金について

会社を経営するためには、お金の使い方が大切です。会社を成長させている社長は、どのように人を使っているのでしょうか?

 

 

19:景気の見方について

 

倒産する社長は、景気が悪いとコスト削減をしたがる

成長させる社長は、景気が悪い時に投資をする

 

倒産する社長は景気に左右されます。成長する社長は、景気が悪くなったら、価格交渉をして投資をします。

 

 

20:銀行との関係について

 

倒産する社長は、赤字になってから融資に走る

成長させる社長は、黒字に間に銀行と仲良くする

 

倒産する社長は内部留保の考えが甘く、成長させる社長は、上手に社内にお金を蓄積します。銀行がお金を貸してくれないのは、貸せる状態ではないからです。

 

 

21:決算について

 

倒産する社長は、月間売上に一喜一憂する

成長させる社長は、年間の見通しを立てている

 

倒産させる社長は毎月の売上を気にしており、成長させる社長は、毎月の売上は部長に任せて年間計画を見ています。

 

 

22:広告について

 

倒産する社長は広告費を使わない営業を好む

成長させる社長はリターンを計算してプラスならどんどん広告費を使う

 

広告は最も効率的な投資になることがあります。そのために、成長させる社長は、広告効果を常に計測しています。

 

 

23:利益について

 

倒産する社長は、粗利を見る

成長させる社長は、ROAを計算する

 

倒産する社長は粗利を見ていますが、会社の体力はROAを計算しないと見えてきません。

 

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情報について

会社を経営するためには、情報の取捨選択が大切です。会社を成長させている社長は、どのように人を使っているのでしょうか?

 

 

24:やること

 

倒産する社長は、やることを書き出す

成長させる社長は、やらないことを先に決める

 

倒産させる社長はやりたいことがたくさんあり、結局できないままになります。一方で、成長させる社長は、先にやらないことを決めて、やることを確実にこなします。

 

 

25:行動について

 

倒産する社長は、切羽詰まってから急いで行動する

成長させる社長は、早めに取り掛かる

 

倒産する社長は常に焦っています。一方で成長させる社長は、スケジュールに余裕があります。

 

 

26:ライバルについて

 

倒産する社長は、隣の芝が青く見える

成長させる社長は、自分の会社の芝を青くする工夫をする

 

倒産する社長は、ライバルを気にしており、成長させる社長は、自社とお客さんとの関係を気にしています。

 

 

27:心理学について

 

倒産する社長とは、心理学と占いの区別がついていない

成長させる社長は、心理学は人間の原理原則を知る手がかりになると知っている

 

心理学は人の上に立つ社長が知っておかなければならない知識です。

 

 

28:決断について

 

倒産する社長は、即決するか先送りにする

成長させる社長は、即断することと塾考することを即決する

 

なんでも即断即決するのが良いとは限りません。どんにはレベルで判断をすればいいのか、経営判断にランクを持たせることが大切です。

 

 

29:身の回りについて

 

倒産する社長は、部屋とデスクが散らかっている

成長させる社長は、終わった仕事の書類は捨てる

 

モノが多いということは思考が混乱しているということです。何事もシンプルにしておくことで混乱が生じません。

 

 

30:口癖について

 

倒産する社長は、「毎日が大変」と言う。

成長させる社長は「毎日が幸せ」と言う。

 

その人が発する口癖で、その人に引き寄せられるものが決まってきます。

 

 

31:話題について

 

倒産させる社長は、過去や未来の話が多い

成長させる社長は、今何をすればいいのかを語る

 

過去の栄光、根拠なきビジョンは周囲を白けさせます。大切なことは、「今」何をするかです。それにより、過去も未来も変わってくるのです。

 

 

32:知恵について

 

倒産させる社長は、経験に頼る

成長させる社長は、本を読み、歴史に学ぶ

 

経験は大切です。しかし、経験に頼って失敗した事例の多くを歴史が教えてくれています。

 

 

33:運について

 

倒産させる社長は神社にお願いに行く

成長させる社長は、神社にお礼に行く

 

「信じて期待せず」。成長させる社長は自分への期待と努力、そして感謝で生きています。

 

 

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まとめ

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。きっとあなたは親から引き継いだ会社を絶対に倒産させたくないとお考えなのでしょう。

 

世の中には多くの経営論があります。

その中には、「社長たるもの・・・」という教訓めいた精神論も少なくありません。しかし、精神論だけで経営がうまく行くなら苦労はありません。

 

大切なことは、「どう考え」「どう行動するか」です。

 

そのためには、会社を成長させている社長が何を考え、どう行動しているかを知っておくことが大切です。

 

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この記事の執筆者

別所諒
・社長の味方コンサルタント
・株式会社経営戦略パートナーズ代表取締役
・心理カウンセラー

著書
「普通のサラリーマンが年収1000万円になる方法」

「がんばっても成果は出ない」

中小企業の2代目社長のサポーターとして、経営、マーケティング、組織開発の相談に乗っている。

 

 

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