職場で起こるミス、10の原因と対策

 

 

 

 

「ミスをなくしたい。」

製造業の社長なら誰でも考えることだと思います。これまでの経験から対策は立てているものの、ミスが0にはならない。

 

失敗とミスは違います。ミスは会社に損失を与えます。しかも、対策を立てることとルールを徹底することで、ミスのほとんどは防ぐことができます。

 

この記事では、ミスが起こる原因を紹介し、ミスが起こらない対策を考えます。

 

 

 

製造業で起こりがちなミス。この記事では、受注産業と言われている印刷会社の例にお話しします。

 

職場でミスが起こる10の原因

 

1:無知

知っているべき知識を知らずに起こるミスです。例えば、インクが乾きやすい紙と乾きにくい紙があったとします。この知識がないとインクで汚れることがあります。

→研修や勉強会などの実施

 

 

2:不注意

気を抜いたミスです。例えば、2箇所の発送先がある場合、送り状を逆に貼ってしまい、間違った荷物を届けてしまうミスです。

→ダブルチェック、第三者チェック

 

3:手順を守らない

決まった手順を守らないことによるミスです。書類を書いてから工程を組み手順ではなく、口頭で仕事を進めてしまうことによって起こるミスです。

→口頭での指示は不可、書類で進行させるルールの徹底

 

 

4:誤判断

判断の間違いによるミスです。例えば、色は合わない場合、「このくらいでいいか」という判断がお客様の要望を満たしてないことによって起こるミスです。

→迷ったら管理職に確認を取る

 

 

5:指示の間違い

上流工程の指示の間違いによるミスです。数量や紙の種類などの記載の間違いによるミスです。

→転記をしない作業工程の確立

 

 

6:制約条件の変化

クライアントに新しいソフトが導入された場合、バージョンに対応していないことよって起こるミスです。または、キャパオーバーによる納期遅れなどがこのミスに該当します。

→設備のスペックの把握する

 

 

7:企画不良(設計不良)

企画段階でのミスです。例えば、パッケージを印刷する場合、紙が薄く機能を果たさない、中身が漏れるなどのミスを言います。

→複数人による設計チェック

 

 

8:理解不足

作業者の理解が不足していることによるミスを言います。例えば、社内に設備がない仕様を外注した場合、予想した仕上がりにならないミスを言います。

→協力会社への工場見学、勉強会の開催

 

 

9:組織運営

組織で意図して起こすミスを言います。例えば、代替品の素材を使うことなど、組織ぐるみの偽装によって起こるミスです。大企業の場合、経営の中枢が把握していないことが多く、重大な問題に発展することが多いと言えます。

→モラルの徹底、社内調査

 

 

10:想定外(未知)

これまでに経験をしことがない予想外のことから発生するミスです。予想することができないため、事前の対策が立てられません。東日本大震災の発生による各業種の混乱はこの原因に相当します。

→他業種のリサーチ

 

 

 

まとめ

この記事では、会社でミスが起こる原因と対策について考えました。すでに対策は講じていると思いますが、ルール通りに運用されているかどうかわかりません。現場の実態を確認してください。

9番の組織ぐるみの原因は会社の存続を危うくするので、特に注意してください。

 

 

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この記事の執筆者

別所諒
・社長の味方コンサルタント
・株式会社経営戦略パートナーズ代表取締役
・心理カウンセラー

著書
「普通のサラリーマンが年収1000万円になる方法」

「がんばっても成果は出ない」

中小企業の2代目社長のサポーターとして、経営、マーケティング、組織開発の相談に乗っている。

 

 

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