たいていの社長は普通ではありません。
特に中小企業の社長は会社と自分が一心同体で、全ての責任を背負わないといけないので、普通の人でないことが普通です。
極端な話、社長は会社に命をかけているので、少々性格が変でも仕方がないと思います。とは言え、社員は普通なので、社長の考えについて行くのが大変なこともあります。
この記事では、社員を困らせる社長の性格を7つに分類してお話をします。
1:スーパービジネスマン系
なんでも自分でできてしまうスーパービジネスマン社長がいます。営業ができて技術のこともわかり、最新のスマホも自由自在。SNSの投稿もマメにこなし、休日はトライアスロンなんかをしてしまう。
こうした完全無欠の社長は、社員への要求もハードルが高くなりがちです。
2:俺様系
なんでも自分が正しいと考えている社長。実際に正しいことが多いのですが、自分を基準に考えると、どうしても社員が頼りなく見えてしまいます。また、良かれと思って話をしている時に、社員が理解していないことを感じると説教をしてしまいます。社員は、社長が言う通りにしないと機嫌が悪くなると思って距離をおいています。
3:みなさま系
社員の意見をしっかりと聞きすぎる社長です。社内の雰囲気は良くなり、社員に好かれますが、決断を迷うことがあります。決断が遅いと場合により優柔不断と思われます。
4:お殿様系
役員や管理職としか話をせず、一般社員との距離を置いている社長です。経営者なのですが、情報の収集を間違うと、グッドニュースが入ってきても、バッドニュースが耳に入りません。また、後で、「だから言ったじゃないか」などと発言をすると、社員は「だったら最初から言ってください」と不信感を募らせします。
5:疑ぐり系
社員のことを本心では信じていない社長は「疑ぐり系」だと言えます。このタイプの社長は、社員が悪いことをしているのではないかと気になります。
営業マンが仕事をしているか、逐一連絡を入れさせたり、GPSで管理をすることもあります。ある美容室チェーンでは、全店にモニターが設置してあり、社長の家の一室ではテレビ局のようにモニターがズラリ。
6:ケチケチ系
とにかく経費削減を重視します。会社のお金は自分のお金と言わんばかりに、社員の経費に目くじらを立てます。タクシーを使うことを許さず、接待交際費は最小限。社長の奥さんが経理を見ている場合も、同様のことが起こります。
7:自分の財布に甘い系
会社の経費を使わなければ損という具合に、自分のお金を使わず、どんどん経費を使う社長。接待と言いつつ、ほとんど自分の飲み代を会社に回します。何も言わない社員も、「それなら給料をあげて欲しい」と不満を持っていることがあります。
各社長への提案
スーパービジネスマン系の社長は、仕事をしすぎです。多めの休日を作ってリラックスしてはいかがですか?
俺様系社長は、たまには何も言わずに社員の話を聞きましょう。
みなさま系社長は強区なるために、体を鍛えるか格闘技をはじめてはいかがですか?
お殿様系社長は、現場に足を運ぶと新しい発見があります。
疑ぐり系社長は、思い切って社員に仕事を任せてみましょう。
ケチケチ社長は、経費削減ではなく投資を考えましょう。
自分の財布に甘い系社長は、社員との飲み会を開くか、社員同士の飲み会に経費を使いましょう。
まとめ
この記事では社長のタイプを7つに分類しました。誰でもどれかに当てはまりますし、複数の要素を持っている社長もいます。記事では大げさに書きましたが、社員は案外と厳しい目で社長を見ていることもあります。
社員に尊敬される経営者になるためにお役立てください。