あなたは成功をするための人脈を持っているでしょうか?
成功の要因のひとつが人脈です。
とは言え、一体、どのように人脈を作ればいいのか?
自分の都合だけで人脈を作ることはできないことはわかるだけに、方法がわからない。そんな人もおいのではないかと思います。
すごい人との人脈は自分がすごくならなければ作れないと思うと、いつまでも人脈を作ることはできません。
この記事では成功につながる人脈の作り方を10のステップで解説します。
目次
人脈とは?
人脈とは何か?
この点を理解しておくことはとても大切です。もちろん、単に、知り合いが多いということではありません。
だから闇雲に異業種交流会に出かけても、人脈を作ることができません。なぜなら、交流会には人脈を作りたい人が集まるからです。要は、人脈のない人が集まるのが、多くの異業種交流会なわけです。
人脈とは活用できる人のつながりのことを言います。
この記事では、ビジネスを成功に導く人脈についてお話しするので、人脈の活用とは、ビジネスに役立つことができるつながりということです。
具体的には、
・ビジネスを学ばせてもらう
・ビジネスで必要な人を紹介してもらう
・一緒にビジネスをやる
ということです。
ピンチもチャンスも人に乗ってやってくる
「この人に助けられた」
「この人に騙された」
という具合に、私たちの人生は人に左右されます。実際、ピンチもチャンスも人を通じてやってきます。
いい人脈とは、ピンチをしのぎ、チャンスを与えてくれる。
悪い人脈は、調子のいい時によってきて、私たちをピンチに陥れます。
ビジネスの成功において、人とのつながりはとても重要です。
つまり、人脈とは、ビジネスを左右する関係であると言えます。
では、ここから具体的な人脈の作り方をお話しします。
ステップ1:ゴール設定をする
成功するための人脈を作る最初のステップは、何のための人脈が欲しいのか?というゴールを設定することです。
ゴール設定とは、目的を明確にすることです。
例えば、あなたの趣味が釣りで釣り仲間の人脈が欲しいとします。
海に行きたいのか、
川に行きたいのか、
海外なのか、
で必要な仲間は違ってきますね。
特定の海岸で釣りたいなら、
必要な人脈は、
その地域に住んでいる人になるかもしれません。
ゴール設定は、5W2Hで考えます。
When(いつ)
Where(どこで)
Who(誰が)→これはあなた
Whom(誰と)
What(何を)
How to(どうやって)
How much(いくらで)
例えば、
<ゴール>
サラリーマンで年収を100万円増やしたい
いつ:来年
どこで:今の会社で
誰が:あなたが
誰と:社長に評価されて
何を:営業で
どうやって:売上を2倍にして
いくらに:年収を100万円アップさせる
<ゴール>
独立をして年収2000万円になりたい
いつ:2年後
どこで:フリーランスになって
誰が:あなたが
誰と:●●業界の人と
何を:●●を仕事にして
どうやって:●●を請け負って
いくらに:年収を2000万円にする
という具合です。
まず、自分のゴールを決めましょう。
ステップ2:あなたに必要な人物を明確にする
あなたのゴールに必要な人脈はどんな人か。
サラリーマンが今の会社で年収を100万円部やしたいと考えたら、
必要な人脈は、
・社長との太いパイプ
・売上を見込むことができるお客
となります。
独立を考えているなら、
必要な人脈は
・業界で成功している先輩
・売上を見込むことができるお客
となります。
新規ビジネスを始めたいということであれば、
・アドバイスをくれる人
・仕事をくれる人
・一緒に仕事をしてくれる人
などとなります。
売上10億円の会社を作りたいであれば、
必要な人脈は、
・アドバイスをくれる人
・仕事をくれる人
・仕事を紹介してくれる人
・一緒に仕事をしてくれる人
などとなります。
ステップ3:成功する人脈の「類」と「補足」
必要な人脈がわかったら、その人とのつながる方法を考えます。
キーワードは、「類」と「補足」です。
類は友を呼ぶという言葉があります。善良な人の周囲には善良な人が多く、悪人は悪人を引きつけます。
成功している人は成功している人の人脈を持っています。という話をすると、「自分には無理」と言い出す人がいますが、それは勘違いです。
ここで少し考えたいのが、
・成功するから人脈ができる
・人脈があるから成功できる
どっちが先かということです。これまで成功者を見てきた経験で言うと、人脈があるから成功ができて、成功したことで人脈が広がっていると言えます。
成功しなければ成功者との人脈が作れないと考えてしまうと、手も足も出なくなってしまいます。
成功者同士は「類」ですが、成功していなければ、成功以外の「類」を見つければいいのです。
では、類は友を呼ぶの「類」とは何でしょう?
類とは、共通点や似ているところですね。仕事の場合、役職や収入が類になりますが、境遇や出身地なんかも類です。
成功している人は同じレベルで成功している人との人脈を持っていると思われがちですが、他の「類」による人脈も持っています。
有名なプロ野球選手はプロ野球選手やスポーツ選手だけの人脈を持っているわけではありません。芸能人との人脈もあれば、地元の友人ともつながっています。
あなたが成功していなくても、成功している人と人脈を作ることは可能です。
あなたが成功していなくても、成功者がかつての自分にあなたを重ねたら、応援してくれることもあります。これも類なのです。
つまり、「目標が似ている」ということでも大きな類です。だから、今現在、成功している必要はありません。
次は、「補足」について考えます。
類という共通点でつながりができますが、人脈には、自分にないものを持っている人が必要ですね。逆に、あなたは相手にないものを持っている場合はすんなりマッチングできます。
類と補足、このキーワードを覚えておいてください。
ステップ4:現在の人脈を棚卸する
人脈は新しい人との出会いだけではありません。すでにつながっている人との関係性を深めることでも成功することができます。
ここで現在の人脈を整理してみましょう。意外な人脈に気づくかもしれません。
次の3つに当てはまる人の名前を書き出してください。
・学ばせてもらう人
・紹介してもらう人
・一緒に何かをやる人
ステップ5:あなたの価値を棚卸する
基本的に、メリットがないと人は付き合ってくれません。特に、新しい人脈を作る時に、あなたの都合だけでは相手が困ってしまいます。
私は影響力のある人とつながっています。それを知った人から、「紹介して欲しい」と頼まれることがよくあります。
紹介するかどうかを決めるのは、紹介を頼まれた人にメリットがあるかどうかです。
あなたの価値はどこになるでしょうか?
欲しい人脈と交換するものの価値を考えてみます。
専門性
実績
意外性
SNSでのつながりの多さ
ある程度の影響力があれば、人脈を作ることは難しくありません。
それがない場合は、
勤めている会社
職業
などでもかまいません。
編集者はサラリーマンですが、本を出したい人は多いのでたいていの人と会うことができます。
こうした職業的に恵まれている人は、自分の境遇をひけらかさないことが大切です。
あくまで、相手にとってのメリットが重要。つまり、「類」でつながり、あなたが「補足」できる部分があなたの価値となるのです。
ちなみに、見た目の良さも強力な武器となります(美男美女は得です)
私の場合の人脈の流れをご紹介しておくと、
サラリーマンの年収を上げるノウハウを持っていた
↓
編集者
↓
出版
↓
著者仲間
↓
その著者仲間
という本を媒介にして人脈が広がりました。とは言え、当初は何もない普通のサラリーマンでした。
ステップ6:明確なポジショニング
「明確さは説得に勝る」という話があります。
人脈を作るためには、あなたはどんな人なのか?ということが明確であることが重要です。
紹介されるにしても、よくわからない人だと、説明が長くなるので、結局、よくわからないという話になります。
まずは、自分の自己紹介を考えてみましょう。
参考にできるのは、すでに専門分野で活躍している人の自己紹介です。
動画で価値が伝わり
“感謝されて売れつづける”
集客の仕組み
スマート動画集客の専門家
- ●です
女性起業家のための
ビジネスプロデューサー&
映像監督の●●です
という具合です。
自己紹介をするのでなく、される時を意識することが大切なので、一言で言えることが望ましいですね。
何もない場合は、夢を語ってください。
「社会にダイナミズムを起こす「創造と変革の志士」を輩出する」というビジョンを語ることで、多種多様な人脈を持っているのがグロービス経営大学院の堀義人さんです。
https://mba.globis.ac.jp/about/message/president.html
ポジショニングとは、相手にとって魅力的かどうか。
これにつきます。
ステップ7:セルフイメージを書き換える
「すごい人との人脈はすごくならなければ作れない」と考えると何もできません。
今はどうでもいいのです。
「将来、すごくなる」というセルフイメージを持てるかどうか。
相手にお返しをするという意識があれば今は関係がありません。実際、成功している人のスタートは、何もない、夢だけだったりします。
「何かやってくれそう」
それが重要なのです。
また、セルフイメージを書き換える際は、「自分は運がいい」というイメージにすること。
実際、人脈作りの大切さに気づいているということは運がいいということでもあります。
ステップ8:まずは一人とつながる
人脈は最初から多くの人とのつながりを必要としません。
たった一人の人とのつながりが広がって行くのです。
私の場合、
個人としてのつながりは、編集者さんが起点となっています。
仕事のつながりは、一人の営業の女性が起点となっています。
自らが多くの人脈を持つのではなく、最初は人脈を持っている一人の人との小さなつながりが大きくなって行くのです。
もし、あなたに何もなければメンターになってもらうことでも構いません。
あなたが弟子で、できることをすべてやる。
こうした「与える」姿勢が信頼を大きくします。
ステップ9:チャンスは絶対に逃さない
チャンスは人に乗ってやってくると言いました。
しかし、チャンスはそんなに何度もやってきません。
「これできますか?」「これ、お願いできますか?」と言われたら大チャンスで、必ず「はい」と即答してください。
チャンスは逃してはいけません。
できるかできないかではなく、やるという姿勢を人は見ているのです。
ステップ10:あなたがメンターになる
あなたの人脈が広がり、ビジネスが成功したら、今度はあなたがメンターとなり、夢のある人を応援してあげてください。
応援できる力を手にしたら、今度は、以前にあなたのような人に与えるのです。
そうすることで、ワンランク上の人脈が広がります。
まとめ
この記事では、人脈を要因として成功する10のステップを紹介しました。
人脈とは何かを理解し、
自分の価値を高め、
人に与えることができる、
こうした人物に人は共感し、人脈が広がるのです。
もし、自分には何もないと思うなら、何もないからこそ、できることがあることを知ってください。それが人脈作りの第一歩です。