ダメ社員を作り出す8つの口ぐせと組織風土

 

 

あなたの会社にダメ社員はいないでしょうか?

 

ダメ社員とは、仕事ができないのではなく、仕事をやらない社員のことを言います。別名、負け犬社員。

負け犬とは、喧嘩に負けて逃げる犬のことです。負け犬社員とは、喧嘩をする前に負けた言い訳をする社員のことです。

 

こんな社員ばかりだと会社は大変なことになってしまうとお考えかもしれません。しかし、負け犬社員はどの会社にも予想以上にたくさんいます。もしかしたら、あなたの会社にもすでにいるかもしれません。

さらには、自分が負け犬のダメ社員だと自覚せずに、負け犬意識を社内に振りまいています。

実は、人に影響力を与えるのは、それほど難しいことではありません。やる気を出させるのは少々、難しいですが、やる気をなくさせるのは簡単です。

 

「この会社にいても大した未来はないよ。」と事あるごとに部下に話し、ため息をつきながら、昨日と同じ仕事をしていれば、大抵の部下はやる気をなくします。

 

では、社内に負け犬のダメ社員がいるかどうかをどう判定すればいいのか?

これから話す8つのことを言っている社員は、自分で自分を負け犬のダメ社員に洗脳していると言えます。すでに病気です。早急な治療が必要ですね。ダメ社員が増えると組織風土が負け犬風土になります。

ここからは、「ダメ社員を蔓延させ、組織風土に影響を及ぼす8つのを言葉お話しします」

 

 

 

 

ダメ社員を蔓延させる組織風土と8つの口グセ

1:「安くしないと売れない」

いうまでもなく、世の中には安くても売れないものもあるし、高いからこそ売れるものもあります。だから、安売りをする社員は会社の価値を損ねていると言えます。

 

 

2:「一度値段を決めると値上げは難しい」

僕の知っているエステは、料金を1.7倍にしましたがお客さんが減りませんでした。同じ仕事をして売上と利益が上がりました。この話をすると、「うちの業界は・・・」と言われますが、立派なダメ社員です。

 

 

3:「知名度がない」

最初から知名度のある会社なんてあったのでしょうか?知名度は上がるものです。「知名度がない」という知名度を上げている社員はいませんか?

 

 

4:「地方だと不利」

インターネットを使えば地域格差がないことは常識になっています。もし、地方と都会に差があるとしたら、情報でしょう。情報の入手経路を作れば、固定費の安い地方が有利だと考えることもできます。ジャパネットたかたは長崎が本社でスタジオもあると聞きます。

 

 

5:「地方の人はお金がない」

地方で商売をしている人がよく言いますが、僕が知っている会社は、農業が盛んな地域で女性向けの高級下着を売って成功しています。

 

 

6:「市場が縮小する」

昔に炭鉱のように、エネルギー市場の変化によってなくなる市場はあります。いずれなくなる市場で仕事をしているとしたら、センスがないです。縮小するマーケットでも新しい価値を生む出すことで業績をあげている会社はあります。

 

 

7:「今から参入しても遅い」

どんな業界でも完璧なサービスはありません。人材紹介ビジネスは、リクルートなどの大手の独壇場になっていそうですが、掲載費無料、就職お祝い金支給などのアイデアを生み出したリブセンスは上場しました。

 

 

8:「この業界の常識」

常識的な考えほど、人に都合よく、負け犬を作りに都合がいい言葉はありません。成功者は常に常識を覆しています。例えば、印刷業界で広告は地方でテストをして都会で大きく展開をするという話があります。なぜ、地方でテストをするのかと言えば、地方のテレビや新聞は全国紙に比べて費用が安いからですね。しかし、折込チラシやポスティングの場合、価格は同じか高くなります。つまり、チラシの関しては地方でテストをするメリットがないのです。ので、知っている企業は地方を中心にチラシを展開しています。知らない印刷会社は、東京で営業をして値段競争をしているのです。

 

 

ダメ社員を減らすための8つの言葉

さて、あなたの会社にダメ社員はいないでしょうか?

 

いると思いますが、それでも会社が継続しているのは、すべて社長の頑張りだと思います。ただし、ダメ社員を放置していると、どんどん社長が苦しくなります。

 

では、勝ち組社員を作るにはどうすればいいのか?

 

プラスの言葉で洗脳すればいいでのす。

 

1:お客様に喜ばれる付加価値を考えよう

2:レベルを上げて値上げをしよう

3:知名度を上げていこう

4:地方だから有利

5:地方は豊か

6:市場を拡大させよう

7:斬新なアイデアを考えよう

8:新しい常識を作ろう

社長が何を語り、何を見せるかで人の意識は変わります。

いかに人が注意力に欠けているのかは、こちらの動画を見てください。

 

 

「あなたが見ているものは真実ではないかもしれないよ。」

ここに気づかせることが、ダメ社員を勝ち組社員に変える第一歩となります。

 

 

まとめ

仕事は経験と努力で磨かれるものだとすれば、一生懸命にやることで誰でもできる社員になることができます。本質的なダメ社員はいないと思います。しかし、ダメ社員を蔓延させる組織風土にいると、ダメでない社員までダメになります。ダメ社員を勝ち組社員に変えるように意識の変革をしてください。

 

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この記事の執筆者

別所諒
・社長の味方コンサルタント
・株式会社経営戦略パートナーズ代表取締役
・心理カウンセラー

著書
「普通のサラリーマンが年収1000万円になる方法」

「がんばっても成果は出ない」

中小企業の2代目社長のサポーターとして、経営、マーケティング、組織開発の相談に乗っている。

 

 

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